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FOOD 食事

2024.03.05

河口湖エリア酒処『酒処 赤井』 絶品のつまみに思わず唸る!

その場所まで行って食べるからこそ、「うまいメシ」がある。地元で採れた食材や地産のお酒、伝統的な調理法、秘伝の味付けなど。そんな“地元ならでは”を味わえる、OMUSUbee的ローカルグルメ紀行。
今回は山梨県富士河口湖町の居酒屋『酒処 赤井』へ。さてさて、どんな料理に出会えるか……。

夜の暗闇に目を引く真っ赤な看板

ここは山梨県富士河口湖町。こちらの企画の撮影後、美味しいつまみとお酒を求めて向かったお店は、県道から少し入った場所にある地元で評判の居酒屋さん、『酒処 赤井』。

行きのタクシーで「赤井まで!」とお願いすると、「はいはい、あそこね。マスターがガンダム好きだから『赤井』って言うんだよ」と勝手知ったる口ぶり。聞けばタクシー運転手さんにも常連さんが多いそうで、これは間違いない!と期待大。

暗闇に溶け込む黒の外観にひときわ目立つ赤い看板は、もう手招きしている様にしか見えない!

おつまみ選びは嬉しい悩み

店内には、カウンター席とテーブル席に加え、小上がりのスペースも。程よい広さの空間に、既に居心地の良さを感じている。

さてさて、何にしよ~かなぁ~と、壁のメニューとテーブルのメニューを交互に見ながら悩む。まずはビールでその後は……と、お酒に合わせて考えたいところ。
さっぱり系からしっかり系、定番ものから珍しいものまで、おつまみのエース級がずらりと並ぶ。

なんて目移りしながらも、好物の〈馬刺し〉は迷わずオーダー。赤身の美しさに思わず唾を飲み込む。ショウガとにんにくの薬味を少々、口に運べば噛むたびにお肉の旨味が広がる幸せに、とりあえずのビールがあっという間になくなった。
山梨でこんなに美味しい馬刺しに出会えるなんて! 実は山梨県では、かつて富士山への信仰登山が盛んで、登山者の荷揚げ用に馬がたくさん飼われていたことから、馬肉料理も盛んになったのだとか。

そのほかにも『赤井』では、地元の名産やB級グルメが盛りだくさん!
〈静岡おでん〉や〈富士宮やきそば〉……。せっかくなら地酒も楽しみたいからと選んだ〈甲州名物とりもつ煮〉。やっぱりここは山梨県ですから~っと、丁寧に煮込まれた色んな部位の食感、味わいに舌鼓を打ちながら、地酒を注文。

地元グルメと地酒のマリアージュ

頼んだのは、なんとも縁起の良い名前の地酒〈甲斐の開運〉。山梨で育ったお米を使用した、程よい辛口の純米酒。うっすらブルーでスリムな佇まいのボトルが美しい。
山梨育ちの地元っ子が、美味しい料理と日本酒の再会を喜んでるな。などと想像し、思わずニヤついてしまう。

その後も、はじめてだけどなぜか懐かしい、居心地の良さにお酒も進む進む。

〆はやっぱり〈富士宮焼きそば〉だよね! って、確かテーブルにあったはずだけど……。あっという間にみんなに食べられ、気付いたらカラ。「ちょっと―っ! 食べたかったんですけどーっ!」と叫ぶ声が夜の河口湖に響く。

あぁ食べたかった(泣)


酒処 赤井
住所:山梨県南都留郡富士河口湖町船津1322-7 MAP

Credit
Photo_Yuki Araoka
Edit & Text_Kanna Yamamoto


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