2024.02.05
その場所まで行って食べるからこそ、「うまいメシ」がある。地元で採れた食材や地産のお酒、郷土を感じさせる味付け。そんな地元ならではを味わえるローカルグルメ紀行。
今回は兵庫県神戸市の老舗居酒屋へ。さてさて、どんな料理に出会えるかな……。
目次
神戸市ならではの食べ物を探して今回出会ったお店は、有馬温泉街から反対方面に400mほど坂道を下った場所にある『きんちゃん』。
入り口を照らす真っ赤な赤提灯に、シンプルに店名が書かれた看板、下町を感じる店構えにわたしの中の“大当たりセンサー”が鳴り止みません。
入店してすぐのカウンター前に大きな鉄板が。
その鉄板で女将さんが最高な状態に焼き上げて各テーブルへ提供してくれるシステムで、店内には魅力的なメニューがずらっと並んでいます。
見ているだけでお腹がぐー、、、。
もくもく香ばしい煙に心躍らせながら、まず目の前に現れたのは、神戸市の郷土料理である〈すじこん〉。
こんにゃくと牛すじに甘辛い味付けがぎゅっと詰まっていて超〜〜〜おいしい!
(全部の焼き物に入れてすじこん三昧で食べたいくらい)
甘辛が大好きなわたしにとってはたまらなくて、「きゃ〜!大好きな味!」と大喜び。
そんな中、追い討ちをかけてきたのは明石のタコを使用している〈たこネギ〉。ずっともきゅもきゅ噛んでいたくなる食感に、もうやみつきでした!
お好み焼きは〈ぶた玉〉と〈えび玉〉を注文。
「主役が来ちゃった!」
外側はカリッと香ばしく、内側はふんわりとしていて「さすが関西のお好み焼きぃ〜!」と唸ってしまうほどの焼き加減と味付け!
続いて〈オムそば〉は、焼きそばが卵に包まれている姿が「ぽってりしてて可愛い〜」と愛おしく思っちゃう優勝ビジュアル。
中太麺にソースの味がよく絡んでいて、もちろんお味も絶品です。
本場の鉄板焼きにほっこりしているところで、恒例の日本酒タイム!
こちらでは1種の取り扱いとなっているようなので、迷うことなくそちらを注文。
テーブルにちょこんと現れたのは、西山酒造『小鼓』。
兵庫県の恵まれた環境で育つお米と創業1849年以来の井戸水を使用した、丹波杜氏八島が醸す酒だそう。
小ぶりな瓶に銀箔があしらわれた可愛いパッケージにときめいたところで、乾杯!
「味の濃いお料理にバッチリ〜◎」
フルーティでキリッとしたのど越しを感じられる、どんなお料理にも合いそうな飲み心地と300mlのコンパクト容量で、ついつい何本もリピートしてしまいました、、、!
現地ならではの鉄板焼や郷土料理を味わえる『きんちゃん』は、
気さくな女将さんとお姉さんが営む、居心地の良いローカル感満載のお店でした!
あ〜おいしかった! ごちそうさまでした!
きんちゃん
住所:兵庫県神戸市北区有馬町172 MAP
電話番号:078-903-0376
Credit
Photo_Yuki Araoka
Edit & Text_Sara Oshima
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