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PEOPLE

2024.04.19

アート×工芸企画〈BLEND IT TRADITION〉
ペインター/アーティストMHAK氏に聞く

メディアとウェブストアの両軸展開にともない、商品の企画やデザインも行うOMUSUbee。そんなOMUSUbeeが手掛ける伝統工芸×現代アーティストのコラボレーションプロジェクト、〈BLEND IT TRADITION〉。ここではそのゲストアーティストとして参画する、本メディア記事でも色々とご協力いただいたMHAKさんに改めてクローズアップ。本企画のために撮り下ろしたスペシャルムービーと合わせてご紹介します。

PAINTER / ARTIST_MHAK

1981年、福島県会津若松市生まれ。絵画をインテリアの一部として捉えた“生活空間との共存“をテーマに、壁画を中心とした制作活動を行う。曲線で構築し反復する独特なスタイルで、個人邸や飲食店、ホテル客室など数々の内装壁画を手掛ける。また、グローバルメーカーからストリートブランドまで様々な企業へアートワークを提供する。
Instagram:mhak_


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各地の職人に会いに行く工房巡りツアームービー

伝統工芸とモダンアートを融合するコラボレーションプロジェクト、〈BLEND IT TRADITION〉。ペインター/アーティストであるMHAKさんを迎えた今回は、『京都 – 京提灯』や『山形天童 – 将棋駒』、『福島会津 – 会津木綿』など、トラディショナルな職人技の中にも、モダンなスパイスの効いたプロダクトの数々をリリースします。
そんなコラボプロダクトの製作を担当してくれた各地の職人さんの工房をMHAKさん本人と巡った〈BLEND IT TRADITION〉 ツアーの模様を、15分弱のショートムービーにまとめてお届け。
MHAKさんと職人さんたちの肉声から、制作にかける情熱、伝統文化に対する想い、モノづくりの未来像など、それぞれの内なる声をお聞きください。

また本ムービーは2024年4月19日(金)から、『JOURNAL STANDARD 表参道店』を中心に、全国の『JOURNAL STANDARD』から厳選された数店舗、虎ノ門ヒルズ ステーションタワー内のショップ『SELECT by BAYCREW’S』にて上映予定。合わせて商品も販売されるので、お近くにお寄りの際は、ぜひ足を運んでみてください。

MHAKさんが抱くアート観と、伝統工芸との共通点

前述のとおり、“空間との調和”を目指してアート制作に取り組むというMHAKさん。そのゴールは、チェック柄やドット柄などと同様、一般的な柄のひとつとして認識されること。究極を言えば、知らない人が目にしたとしても、空間に馴染みすぎて素通りされるくらい普遍的な柄に成長させていきたいとか。そこに自身の名を広めたいという欲求はなく、ただその柄がそこにあることによって、少しでも場の雰囲気が良くなればOK。「この柄いろんなところにあるけど、なんかいいよね」くらいに思ってもらうのが理想だそう。

そんな普遍性を目指したアートワークは、まさに引く手あまた。どんなモノでも空間でも馴染みがいいがゆえに、アパレルからシューズ、スノー/スケート/サーフボード、建物の内外観、はたまた高級外車まで、平面・立体を問わずして、あらゆるクライアントの対象物にそのクリエイティビティを提供しています。
そういった中でも特に、伝統工芸への思い入れは強いとか。その想いは動画内でも語られていますが、加えて、モノづくりに従事する人間同士だからこそ感じられるこだわりの部分には、強く共鳴しているそうです。

「もちろんボク自身にもこだわりは沢山ありますが、特に個人的な美学として常に抱いていることは、手描きの痕跡を感じさせないくらい精巧に描くこと。線の出し方にしても塗りにしても、一見するとプリントかと思うくらいの完成度を目指しています。それって伝統工芸の職人さんたちににも言えることで、みなさん、人間技とは思えないほど正確で丁寧な仕事をされているじゃないですか。その精巧さを求めるという部分ではとても近いものを感じていますし、ひとつのことを突き詰め続ける精神力や覚悟には、強い憧れを抱いています。そういう意味でも、今回さまざまな職人さんたちとコラボレーションできたということは、本当にありがたいですね」。

アーティスト本人が語る本プロダクトの要

今回のコラボレーションに関して、MHAKさんはこう言います。「会津木綿にしても将棋にしても提灯にしても、それぞれの用途の中での調和を第一に考えて制作しました。主張する部分は主張するけど、あくまで空間としての馴染み感を大切に。結果として、柄の出方という意味では少し控えめになったと思いますが、いまのボクの中では、これがベストだと思っています。
もちろん、もっと柄を全面に押し出すやり方もあったと思うし、それを望む方もいるんでしょうけどね。でも個人的にはプロダクトとして最も美しい見せ方を選択したつもりですし、あくまで自分の勝手な解釈ではありますが、こっちの方が洒落てるよ、っていうカタチを提案させてもらいました」。


Credit
Photo_Taijun Hiramoto
Text & Edit_Satoshi Yamamoto


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