2024.02.14
全国のローカルカルチャーをお届けしてきたOMUSUbeeですが、やっぱり素敵な暮らしは、体の健康あってこそ。というわけで、ヘルスケアやウェルネスにまつわる新企画『おむすびー的健康道 be wellness!』、はじめます。記念すべき第1回は、日本競泳界のレジェンド、北島康介さんがご登場。トップアスリート目線から見た暮らしと運動の関係性、スポーツを通したヘルスケアについてお話を聞いてきました。
株式会社IMPRINT代表取締役社長兼CEO/東京都水泳協会会長
北島康介さん
1982年、東京都出身。2000年シドニー五輪初出場で4位入賞。04年アテネ五輪と 08年北京五輪では、100m・200m平泳ぎで金メダルを獲得し、日本人初の2種目2連覇を達成。2016年現役引退、2023年には国際水泳殿堂入りを果たした、レジェンド中のレジェンド。現在は自身が代表を務める『株式会社IMPRINT』を軸に、水泳だけでなくスポーツ全般に関わる様々な業務に従事。東京都水泳協会会長という顔も。
目次
本メディアの運営元である『HESTA大倉』との縁あって、この日、兵庫県は『ザ グラン リゾート プリンセス 有馬』にトークショーで訪れていた北島さん。忙しいスケジュールの合間を縫って、インタビューにご協力いただきました。
−まずは最近の活動について教えてください。
北島さん「弊社設立当初から行っているアスリートのマネージメントに加えて、ヘルスケア分野でのサプリメントの取り扱いやトレーニング機材の輸入、トレーナーの育成、啓蒙活動など、スポーツにまつわる様々な事業に取り組んでいます。ブランドPRやブランディングなども行っていますし、色々な事業をやらせていただいています」。
−かなりの数の事業をやられていますが、水泳以外の活動も多いんですね。
北島さん「そうですね。だけどもちろん水泳にも携わっていますよ。2011年に子供から大人までを対象とした『KITAJIMAQUATICS』というスイミングスクールを立ち上げてもう10年以上運営していますし、東京都水泳協会では子供からトップ選手まで出場できる冠大会『KOSUKE KITAJIMA CUP』の企画、運営、スポンサー集めなども行っています。
今は選手強化という領域よりも、生涯スポーツとしての水泳を広める活動の方に、より力を注いでいますね。
水泳って、まだ歩き出す前の赤ちゃんから、足腰が弱ってしまったご老人まで、年齢に関係なく続けられるスポーツなんですよ。体に掛かる負荷も少ないし、運動効率もいい。そういう意味で、一生続けられる数少ないスポーツだと私は考えていますし、ヘルスケアといった文脈でも、水泳をもっと広めたいと思っています」。
トップアスリートとして世界を舞台に戦ってきた経験を背景に、生涯スポーツとしての水泳の普及に取り組んでいるという北島さん。その一般生活におけるヘルスケア領域も視野に入れた活動は、水泳だけにとどまりません。
北島さん「ファンクショナルトレーニングといって、要は筋肉だけでなく動作も含めて身体の基本的な機能を向上させるようなトレーニングがあるんですが、私が現役の頃は、まだ日本ではその重要性があまり認知されていなかったんです。でも実は、世界的にはそれが主流になってきています。
ただ筋肉を増やすのではなく、それぞれのスポーツに適した体の使い方を身につけたり、体幹を鍛えたり、腹圧を高めたり。トップアスリートも取り入れているメニューですが、そういった基本的な機能を高めることで生活習慣病や慢性痛などの改善にも繋がるといわれていて、一般の方々のヘルスケアという意味でも、とても有益なトレーニングなんです。
私はこれをもっと広めたいと考えています。その一環として、アメリカでも早い時期からファンクショナルトレーニングを発信していたトレーニング器具ブランド『パフォームベター』の日本総代理店として、輸入業も行っています」。
ヘルスケアにも通じるチャンネルとして、北島さんがもうひとつ力を入れている商材。それが、スポーツ中のパフォーマンス向上にも健康維持にも期待が持てるサプリメント、『アミノ ハイドレート』。北島さん、その特長をざっくりとお願いします。
北島さん「私がファウンダーとして、現役時代に欲しかったサプリメントを企画・開発から携わってゼロから生み出した商材で、今回『HESTA大倉』さんにも納入させていただくアミノ酸主体のサプリメントです。体を作る上でアミノ酸がいかに重要かということはみなさんご存知だと思いますが、これの特長は、クレアルカリンというクレアチンの進化系成分を配合していること。
クレアチンというのは一般的に、筋力や持久力の向上、メンタルの安定などに効果があると言われていますが、ローディング期間(体の中に溜め込む期間)が必要なんです。それに対してクレアルカリンはローディング期間を短縮することができ、飲んですぐに体に作用する。だから即効性に優れていて、私自身、スポーツやトレーニングの前には、必ず飲んでいます。
もちろん、特にスポーツをやらないという方にとってもオススメです。誰にとってもアミノ酸は必須ですし、やはり普段の食事だけではカバーしきれませんからね。ストレスの軽減や睡眠の質の向上、あとは疲れにくくなるとか、色々な部分で良い効果を実感できると思います」。
ご自身でもスポーツ前にはしっかり『アミノ ハイドレート』を飲用しているという北島さん。ところで最近のプライベートでのスポーツ事情とは?
−北島さんが最近取り組んでいるスポーツについて教えてください。
北島さん「最近はもっぱらゴルフですね。現役中もちょこちょこやってはいましたが、引退してからしっかり始めて、平均すると週1回程度はコースに行っていると思います。色々な方とコミュニケーションを取りながらプレーできるのは、ゴルフならではの魅力ですよね。
そういうときも、やっぱりみなさんに『アミノ ハイドレート』をオススメしています(笑)。マグネシウムの含有量も非常に多いので、ラウンド中に歩きすぎて足がつってしまう、なんていうことも少なくなりますからね。
あと私個人のスポーツ、というか運動としては、毎週ジムにも通っています。さっき話したファンクショナルトレーニングを中心に、ちょっとしたウェイトと、自分で輸入した機材のチェックも兼ねての習慣ですね。
やっぱり子どもの頃からスポーツ漬けだったので、ちょっと運動をサボると、調子悪いんですよ。実際、仕事のパフォーマンスも下がる気がします」。
北島さん「これは引退してから強く思うことですが、スポーツをしている時としていない時では、思考力の精度が全然違うんですよね。例えば、脳の切り替えのスピードだったり、物事の判断だったり、新しいアイディアの湧き方だったり。なにか一歩踏み出さなければいけない時も、日々運動をしていると、クイックに踏み出せる気がします。
昔からスポーツが総合的に人間にとって有益だということは言われていますが、競技者を引退した今、私自身、強くそのことを実感しています。
それとずっと水泳をやってきた身としては、承認欲求ではなく、自己欲求を高めるスポーツの方が、脳は活性化するように思いますね。そういう意味でも、自ら目標タイムを設定して打ち込める水泳は、生涯スポーツに最適ではないでしょうか」。
最後に北島さんは、本企画のメインテーマでもあるスポーツを通したヘルスケアついて、こう話してくれました。
北島さん「やっぱり人間って、何かひとつのことにストイックに向かい続けるって、避けてしまいがちなんですよ。生活の中での負荷も大きいですしね。だけどスポーツの楽しみ方って決してそれだけじゃないし、自分が少しでも楽しいと思えたり、見ていて感動を覚えるようなことであれば、無理しない範囲で接点を持ってみてほしい。程度の違いはあれど、肉体的にも精神的にも、必ずプラスとなって返ってくるはずですから。
それは私自身も本当に感じていることで、やっぱり同年代の人間が集まっても、スポーツしている人としていない人では、若々しさが違うんですよ。そういうのを見ると、『頑張ってきてよかったな〜』って思えるし、やり続ける意義も生まれる。
もちろん、毎日を楽しく健康に過ごすには、自分で自分の背中を押してあげられるような環境を、自ら作らないといけない。そのためにはそれなりの労力がかかるし、私ですら、しんどい瞬間はしょっちゅうあります。だけどその先には必ずプラスがある。例えば終わった後の食事が美味しいとか、お風呂が気持ちいいとか。そういう小さなレベルかもしれませんが、その積み重ねが結果として、健康で明るい暮らしに繋がると、私は考えています」。
世界の頂点を見てきたからこそ語ることができる、暮らしの中でのスポーツと健康の関係性。みなさんはどう感じましたか? 遠い世界の話だと思ったか、自分でもできそうだと思ったか。後者のように感じた方は、これを機会に、ぜひ健康な暮らしへの第一歩を踏み出してみてください。
信用できるサプリメントを使用するのもひとつの手なので、よろしければご検討を。
Credit
Photo_Taijun Hiramoto
Text & Edit_Satoshi Yamamoto
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