2026.04.14
鳥取県は境港市から、兵庫県は有馬温泉まで。200km以上の距離をまたぎながら、各地で仕事を続ける人たちの現場をめぐる今回のローカル魅力発見旅。魚市場の熱気に混ざり、本場フランスのワイン文化に触れ、夜は居酒屋で乾杯も。
場所も毛色も異なる点と点を結びながら、仕事の手触りをたどる旅の記録をご覧ください。
目次

地元のブランド品『松葉ガニ』を中心に旬の魚介がずらり。
鳥取〜兵庫への弾丸旅。スタートは、日本屈指の水揚量で山陰地方の食文化を支える『境港水産物地方卸売市場』から。国が定める新たな衛生管理基準に基づき、2019年より段階的なリニューアルを重ねる活気と清潔感にあふれる巨大水産市場です。
撮影班が訪れた2月某日は、境港市場の象徴、松葉ガニの最盛期。その他にもさまざまな日本海の恵みにあふれ、お料理好きのイワイダも興味津々。
場内2階には無料の見学用通路もあるので、本物の競りの様子が見てみたい方はぜひ一度。
境港水産物地方卸売市場
住所:鳥取県境港市昭和町9-7 MAP
Instagram:@sakaiminatosuisanjimusyo

安定した水揚量と深い旨味で人気の定番品〈ベラカレイの干物〉。
上述の『境港水産物地方卸売市場』の近隣にて、少数精鋭の手作業で干物を作り続ける『田手商店』。丁寧な下処理と必要最低限の味付けで、魚の旨味を食卓に届け続ける、境港市内でも指折りの干物メーカーです。
季節やタイミングによりさまざまな魚種の干物を生産する中でも、特に定番として愛されるのが〈ベラカレイの干物〉。しっかりとした身付きで、骨も外しやすくて食べやすい。日本海の旨味がギュギュッと詰まった逸品をご堪能あれ。
田手商店
住所:鳥取県境港市清水町622-2 MAP
TEL:0859-30-3997

ブレイクのきっかけとなった不動の名作〈折畳式料理ナイフ〉。
場所は変わって、ここからは兵庫県編。鍛冶の街として知られる同県三木市にて、その歴史と伝統をアウトドアという文化の枠組みに落とし込むナイフメーカー『フェデカ』。こちらは、そんな同ブランドの工場直営実店舗。刃物を通じて生きる力を取り戻すというテーマのもとに作られる、使う楽しさまで設計されたラインナップは必見です。
この日は工場も見学させていただき、代表・神澤さんのインタビューも実施。それらをまとめた記事も公開中なのでご一読を。
フェデカ ファクトリー ショップ
住所:兵庫県三木市鳥町27 神沢鉄工株式会社内 MAP
URL: https://store.fedeca.com/

仏人オーナーのバロネ・マックシミリアンさん。HESTA大倉のソムリエ紙谷も同席。
西宮市の閑静な住宅街に居を構える『スブリム ワインショップ』。フランス伝統工芸&テルワールの輸入専門社『アオセフランス』が手掛ける実店舗として、ハイエンドなフランスの味を届ける超本格派ワインショップ&バーです。
撮影当日は仏人オーナーのバロネさんと、『ザ グラン リゾート プリンセス有馬』のスーシェフ兼ソムリエの紙谷も同席して、今後ホテルでのワインラインナップ拡充に向けたテイスティングを実施。
「かなり珍しいワインも飲ませていただき、良いワインを選ぶことができました。ワイン好きの方もそうでない方も、今後の展開をお楽しみに」と紙谷さん。
スブリム ワインショップ
住所:兵庫県西宮市樋之池町2-15 MAP
URL: https://www.cave-sublime.jp/

最後は、『ザ グラン リゾート有馬』の1階に居を構える昭和レトロ居酒屋『紀龍』で乾杯。在日コリアン3世の金さんが手掛ける居酒屋料理の数々は、ホテル併設でありながらも肩肘張らずに楽しめると評判。
中でも特にオススメは、この春よりラインナップに加わった〈冷麺〉。韓国でも定番の本格麺を使用した逸品は、一食の価値あり。同店不動の人気メニュー〈手羽唐〉や、本場仕込みの〈特製キムチ〉など、金さんにしか生み出せない日韓コラボメニューとともにお楽しみください。
居酒屋 紀龍
住所:兵庫県神戸市北区有馬町1740-1 ザ グラン リゾート有馬 1階 MAP
Instagram:@kiryu_hesta.arimaonsen
海産物からナイフにワイン、そして昭和レトロ居酒屋まで。エリアもジャンルもバラバラでも、旅の軸になったのは、そこで働く人たちの仕事ぶりと美意識。だからこそ、食も道具も乾杯も、納得感のある時間になりました。
気になった場所があれば、次はそこを目的地に。食べる、使う、飲むだけではない、その続きに生まれる特別な感情を、ぜひ自分自身で見つけに行ってみてください。
Credit
Photo_Shuhei Nomachi / Ryo Sato
Text & Edit_Satoshi Yamamoto
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