2026.03.13
酒づくりの現場、自然が刻んだ景色、港町の食堂。和歌山には、思わず足を止めたくなる場所が点在しています。今回は、旅するクリエイターの望月柊成さんとHESTA LIFE広報のイワイダが、白浜周辺を巡る旅へ。土地の空気に触れ、話を聞き、味わってみる。そんな時間を重ねながら、和歌山を歩きました。
目次
蔵の2Fには、昔の酒造りで使用されてきた貴重な道具が保存されている。
特別に〈喜楽里 大吟醸〉〈紀勢鶴 純米〉など試飲させていただきました。
和歌山最古の酒蔵のひとつ。代表銘柄「龍神丸」をはじめ、紀州の水と米を使った日本酒づくりを続けています。伝統的な製法を守りながら、土地に根ざした酒を今に伝える蔵です。
mochizuki’s comment
「お酒づくりの現場が見れたこともさることながら、文化財にもなっている建物の雰囲気にも惹かれました。受け継がれてきた製法、佇まいともに味の一部みたいに感じました」
高垣酒造
住所:和歌山県有田郡有田川町小川1465
URL:https://www.takagakishuzo.com
樽でじっくりと熟成中のウイスキー。代表の長井俊曉さんの説明を熱心に聞く皆さん。

〈ウイスキー梅酒〉を試飲。ウイスキーの香りが立ちながらほのかに甘く、イワイダも太鼓判。
和歌山の気候を生かした原酒づくりに加え、〈ウイスキー梅酒〉など、地域性を感じる酒も手がけています。樽由来の香りと梅のニュアンスが重なる表現は、この土地ならではの個性です。
iwaida’s comment
「 珍しいウイスキー梅酒がとてもおいしかったです。ウイスキーの香りと、甘すぎない梅酒のコンビネーションが利いていて、強いお酒や甘いお酒が苦手な方にもおすすめです」
紀州熊野蒸溜所
住所:和歌山県西牟婁郡上富田町生馬1474-1
URL:https://kishukumano-distillery.com

長い年月をかけて波に削られた岩肌が広がる千畳敷。規則性のない凹凸と、海との距離感が印象的な景勝地です。天候や時間帯によって、見え方が大きく変わるのも魅力です。
iwaida’s comment
「当日は、風がとてつもなく強かったです。気を抜いたら身体が飛ばされると思うほど(笑)。でも、それも含めて、自然が作り出した場所の迫力なんだと圧倒されました」
千畳敷
住所:和歌山県西牟婁郡白浜町2927-72
URL:https://www.nankishirahama.jp/spot/531/


湯崎漁港直送の鮮魚を使った和ダイニング。海鮮丼や刺身定食、煮付け、焼き魚など、漁師町らしい和食を楽しめます。白良浜のすぐ近くで、目の前に海が広がるロケーションも魅力。
mochizuki’s comment
「地元の漁師さん直営ならではのネタの鮮度はぴかいち。量もたっぷりでちゃんと満足感があるのも嬉しい。海の近くで食べる海鮮丼って、やっぱり特別感があっていいですよね」
和ダイニング Banya -番屋-
住所:和歌山県西牟婁郡白浜町1667-22
URL:https://kc4a200.gorp.jp/

〈美味しょうゆ〉や〈かけしょうゆ〉を試飲。製法の違いを当主の桐本豊さんに教えていただきました。
紀州しょうゆの老舗。古くから続く木桶を使った製法で深い味わいを実現。独自の旨みと甘みが特徴の〈美味しょうゆ〉をはじめ、素材の味を引き立てる醤油づくりを続けています。
iwaida’s comment
「製品ごとに香りとコクがはっきりと違い、食べるものによって使い分けをしたくなりました。総じて旨みが強く、味わい深い。さまざまな料理に使ってもすっとなじみそうです」
天王醸造
住所:和歌山県田辺市稲成町2632
URL:https://www.tenoh-syouyu.co.jp


白浜の海に浮かぶ『円月島』。中央に空いた穴と、独特のシルエットが印象的な景勝地です。春と秋には、夕日が海蝕洞の穴にきれいに収まり、「日本の夕陽百選」に選ばれています。
mochizuki’s comment
「写真では何度か見ていましたが、実際に目の前に立つと、スケール感が全然違いました。静かな場所なのに、景色そのものに力があって、気づいたらしばらく眺めてしまいました」
円月島
住所:和歌山県西牟婁郡白浜町
URL:https://www.nankishirahama.jp/spot/528/
酒蔵で耳を傾け、蒸溜所で香りを確かめ、自然の造形に足を止め、港町の食を味わう。和歌山の旅は、どこかを急いで巡るものではなく、その土地の「今」に触れる時間でした。
つくり手の声があり、長い時間がつくった風景があり、それらが当たり前のように、すぐそばにある。
少し立ち止まるだけで、旅はもっと深く、記憶に残るものに。和歌山は、そんなことを静かに教えてくれる場所です。
Credit
Photo_Taijun Hiramoto
Edit & Text_Takuya Kurosawa
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