2026.02.13
小出しにしてきた淡路島ロケシリーズのラストは、これぞ島の宝ともいえる大名産品・淡路島玉ねぎにクローズアップしたお店、そのなもズバリな『淡路島たまねぎ専門店』へ。島内農家さんが手塩にかけた新鮮玉ねぎが厳選される店内は、玉ねぎ好きなら垂涎必至。季節ごとに顔ぶれが変わるラインナップはもちろん、味や食感の違いまで教えてくれる接客も含めて、淡路島の銘品をさらに深く楽しめる1軒です。
目次

淡路島ICから車で10分ちょっと。島のほぼ最北端に位置する複合施設『waSTEP AWAJISHIMA』内に居を構える『淡路島たまねぎ専門店』。今回は案内役として副店長の村上さんに、お店のことや淡路島玉ねぎについて聞いてきました。

淡路島たまねぎ専門店 副店長 村上亜希さん
2023年3月の同店オープン時から店頭に立ち続ける屋台骨。接客では、見た目は似ていても味や食感が異なるの奥深さを説明しながら、オススメの料理や食べ方を提案。そんな丁寧なやりとりを、お客さんとの関わりとして大切にしているそう。

『淡路島たまねぎ専門店』が扱うのは、島内で育った玉ねぎの中でも、しっかりと味わいに納得できるものだけ。さらにその背景ごと整理して、買う側が迷わない形に整えるのがこの店のスタンスです。
そしてそれを店頭で伝えるのが、村上さんをはじめとしたスタッフさんたち。見た目が似ていても味や食感が異なる玉ねぎを、料理や食べ方、ひとりひとりの好みに合わせて選べるよう、その違いを会話の中で噛み砕いて案内してくれます。


店頭に並ぶ玉ねぎは、季節ごとに顔ぶれを変えながら、平均6〜7種類を常備。年間で取引する農家は10軒ほどあり、その時期いちばんおいしいものが集められているそう。とはいえ、これだけの種類の中から選ぶのが難しいという方には、いろんな農家さんの玉ねぎを食べ比べられるセットもオススメ。ひと口に玉ねぎといっても、生産者さん次第で風味や食感に差が出てくるから面白い。

「玉ねぎって、季節でキャラが変わるんですよ。春の新玉ねぎは、生で食べるとみずみずしくて甘いんですけど、そのぶん足が早くて、だいたい10日ほど。だから、今のうちにっていう楽しみ方になります。
逆に秋や冬になると1か月くらい持つんですが、生だと辛みが出やすいので、炒めたり煮込んだり、しっかり加熱して料理に使ってあげると甘みが出て美味しいですね。
同じ淡路島玉ねぎでも、季節でオススメの食べ方が変わるので、気軽に聞いてもらえたらと思います。それ以外にも、淡路島で作られている季節の野菜や果物も置いているので、合わせて見てもらえるとうれしいです」と村上さん。

そんな『淡路島たまねぎ専門店』ですが、もちろん生鮮の玉ねぎだけを販売しているわけではありません。玉ねぎ使用のドレッシングやチップスなど、ひと手間いらずの加工品もずらり。ちなみに村上さんの推しは、淡路島産玉ねぎとトマトを使用したパスタソースとのこと。さらに同社の別ブランド『淡路ビール』も冷蔵ケースにスタンバイ。玉ねぎを軸にしつつ、淡路島の食が一緒に見渡せるのも、この店の強みです。
また店内では、大小さまざまな観葉植物も販売中。つややかで状態が良いこちらは、すべてゴムの木。聞けば淡路島の気候が生育に適しているそうで、トマトなどとともに、同店運営会社が島内で栽培中とのこと。旅の思い出に、生きた観葉植物を買う。そんな素敵な経験をぜひ。発送にも対応しています。

取材の終盤、村上さんはお店のあり方について、こう話してくれました。
「ウチはただ玉ねぎを売るっていうより、淡路島の玉ねぎをちゃんと知ってもらって、気持ちよく選んで帰ってもらう場所でありたいんです。来てくださったお客さまには、ここに来てよかったと思ってもらえるのが一番うれしいですね。そういう風にお買い物の時間を楽しんでもらえたら、また淡路島に来たいという気持ちにもつながると思っているので。
だからこれからも、もっといろんな方に知っていただいて、食を通して淡路島の魅力を届けていけたらと思っています」。

淡路島の玉ねぎは、島の中ならどこでも買える。けれど『淡路島たまねぎ専門店』は、選ぶ楽しさや知る嬉しさまで含めた玉ねぎが手に入る、他にはない特別な場所でした。
季節ごとのオススメや使い方を聞きながら、自分の食卓に合うものを持ち帰る。みなさまも淡路島を訪れたら、ただの手土産では終わらない、次の食卓につながるひと玉を選びに立ち寄ってみてください。

淡路島たまねぎ専門店
住所:兵庫県淡路市大磯7-2 MAP
URL:https://awajishima-tamanegisenmonten.com/
Credit
Photo_Taijun Hiramoto
Edit & Text_Satoshi Yamamoto
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