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TRAVEL 旅行

2025.09.23

RVパークHESTA板取川温泉で開催! 笑顔あふれるキャンピングカースナップ

岐阜県関市の温浴施設『板取川温泉バーデェハウス』に隣接する、『RVパークHESTA板取川温泉』で開催されたキャンプインイベント『夏のキャンピングカーバケーション』。同施設では初となるイベント開催でありながら、多彩なキャンピングカーと個性豊かな来場者が集まったその現場に、HESTA LIFEメディアチームも参戦。温泉とアウトドアを満喫する夏のひとときに少しだけお邪魔して、それぞれのRVキャンピングスタイルを収めてきました。

クラシックトレーラーとヴィンテージギアで楽しむ玄人キャンパー

ひと組目は、〈ニッサン キャラバン〉+キャンピングトレーラーの牽引スタイルで参加していた長縄さんご夫妻。トレーラーは、ドイツ『ハイマー』社の1970年代製〈エリバ パック〉。丸みを帯びたフォルムとクラシックなデザインが可愛らしく、会場でもひときわ注目を集めていた1台です。
付き合った当初、奥さまはキャンプが嫌いだったそうですが、かつてボーイスカウト日本代表にも選ばれたというアウトドアマスターの旦那さまのお膳立てによるたった1度のキャンプ体験で、嫌いが好きに。いまでは最低でも2月に1度はキャンプを楽しんでいるとのことで、中でもここ『RVパークHESTA板取川温泉』が大のお気に入り。なんとこの日で8回目の利用だそう。「温泉が真横にあるのが最高。気に入りすぎて『HESTA LIFE』の会員になりました」と奥さま。

長縄さんが特に熱を注いでいるのが、『コールマン』のヴィンテージランタンのコレクション。世界的にも超ディープな蒐集家が集う『イレクターズ』主催キャンプにも参加し、100年以上前のモデルなど、超希少なランタンを複数所有しているそう。「総額3000万円くらいのランタンが集まることもあるんですよ」と笑うその姿は、まさに本物のランタンフリーク。
お仕事は整備士をしているということで、機械関係の扱いはお手の物。〈ニッサン キャラバン〉の荷台にハンドメイドで組まれたラックも、スライドレール仕様の超ハイスペックでした。ご自身のインスタグラムではその稀有なキャンプスタイルを一部掲載しているので、同じようにヴィンテージ沼にハマりたい方は一度チェックしてみてください。

プレミアムキャンピングカーで楽しむクイック&イージーなくつろぎ時間

ここ最近のキャンピングカー業界の大きな話題のひとつ、『フィアット』の〈デュカト〉を発見! オーナーは、現在11歳の愛犬ケリーくんと一緒に出かけられる旅のスタイルを求めて、10年ほど前からキャンピングカーライフを楽しむという佐竹さんご夫婦。2代目として1年半前に新調したこちらは、キャンピングカービルダー『トイファクトリー』が手掛けるオリジナルモデル〈ダヴィンチ〉の国内1号車。なんでも今回のイベントは、板取川の鮎を食べに来た流れで近くのRVパークを探してここを知り、偶然参加することになったとか。愛知県豊橋市からの参加ながら、周囲のキャンパーとの会話も弾み、すっかり場に馴染んでいました。

気になる車内は、そこかしこに意匠が施されたホテルさながらの設えに。乗車人数としては4人乗り仕様で、後方と屋根上にベッドを完備。ケリーくんのためのスペースも確保し、本日は欠席の娘さんを加えた家族3人+ケリーくんでの宿泊も可能です。前車では九州や四国のへ旅も経験済み。「道具を広げて準備するキャンプも昔はやっていましたが、もう歳なんでね(笑)。このスタイルだと、思い立ったらすぐに行けるのがいい。旅先に着いてからのセッティングも必要ないし、とにかく楽なんです」と話す佐竹さん。キャンプ飯も、地元の魚や旬な食材をテイクアウトして冷蔵庫にストックするなど、気負わず自由な旅のスタイルを楽しんでいます。

DIYカスタムで叶えた、自由気ままなアウトドアライフ

続いては、自作で車中泊仕様にカスタムした〈ハイエース〉で参加の小林さん。キャンプ歴は約20年。お孫さんもいるという好々爺でありながら、月1回は必ずキャンプに出かけるという、筋金入りのキャンパーです。ここ『RVパークHESTA板取川温泉』の利用は今回が初めてとのことですが、「温泉隣接で妻がとても喜んでいます」とにっこり。車体に貼られた秋田犬のステッカーは、愛犬・こまちちゃんのシグネチャー。本当は一緒に連れてきたかったそうですが、この日は娘さんに預けての参加でした。残念。こまちちゃんの姿はこちらから。

荷室には自作の棚を組み込み、収納とベッドスペースを両立。「キャンピングカーはなかなか買えないから、自分で作ったんです」と語る小林さん。それ以来、キャンプはもっぱら車中泊スタイルが定番で、夜は夫婦ふたり、絶景を眺めながらのんびりビールを飲むのが至福の時間だそう。中でも板取川はお気に入りの場所のひとつで、愛知県瀬戸市在住ながら、季節を問わず定期的に訪れているとのこと。次回は必ず愛犬こまちちゃんも連れて、この広い芝生を自由に走り回らせてあげたいと話してくれました。

愛犬と一緒に踏み出した、ゆるっと気楽なキャンプライフ

4組目は、今回がまだ2回目のキャンプ経験という石川さんご夫婦。愛車は〈タウンエース〉をベースに長野のビルダー『フロットモビール』が仕上げたキャンピングモデル〈シュピーレン〉で、車内ベッド展開や外部電源、ミニシンクなどを備えた8ナンバー登録車。昨年12月に納車され、「せっかくだから車中泊をしてみよう」と今年6月に初利用。今回のイベントが晴れて2回目の車中泊となりました。「温泉がすぐ隣にあるのが安心」と語るように、立地の魅力も後押しになったようです。

キャンプを始めたきっかけは、奥さまが観ていたアニメ『ゆるキャン△』から。「あのゆるくて自由な雰囲気に憧れて初めました。そこから、うちの子も“ちくわ”って名前にしたんですよ」。そんな命名エピソードにもほっこりなこちらのちくわちゃんは、現在4歳の柴犬ちゃん。人懐っこさ全開の性格で、多くの人が行き交う楽しげな会場の雰囲気に、ご覧のとおりのニッコリ顔を披露してくれました。
「ここはとにかく気楽で自由なのがいいですね」と話す石川さん夫妻。キャンプ歴は浅くとも、ドッグフレンドリーな環境で愛犬と一緒に過ごす時間にすっかり魅了されたようで、また近く再訪することを誓ってくれました。

家族と、愛犬と、仲間たちと。キャンプの楽しみ方は無限大

今回、4組のイベント来場者のスナップを通して見えてきたのは、キャンピングカーのスタイルも楽しみ方も、本当に人それぞれということ。けれど共通していたのは、温泉と自然に囲まれたフィールドで過ごす時間が、参加者にとってかけがえのない思い出になっていた点です。『RVパークHESTA板取川温泉』だからこそ生まれる、そんな笑顔の瞬間を切り取ったスナップたち。次回のイベントでも、また新たな出会いや物語が広がっていきそうな予感です。


RVパーク HESTA板取川温泉
住所:岐阜県関市板取4175番地9 MAP
https://itadorigawa-onsen.com/

Credit
Photo_Yozo Yoshino
Edit&Text_Satoshi Yamamoto


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