2026.03.27
ワインに興味はあるけど、難しそうで手が出ない。そんなあなたも気軽にその世界観に触れることができる、ソムリエ監修の『料理と楽しむフランスワインフェア』がスタート。会場は有馬温泉街の丘の上のホテル、『ザ グラン リゾート プリンセス有馬』にて。その本格運用に先駆け、大倉広報イワイダとともに“酒×食×楽”のフランスワイン体験をひと足先にのぞいてきました。

ザ グラン リゾート プリンセス有馬
スーシェフ兼ソムリエ・紙谷哲也
高専卒、前職はエンジニアという異色の経歴を持つ料理人。仏・伊など洋食歴27年。ザ グラン リゾート プリンセス有馬の鉄板スーシェフとしてカウンターに立ちながらワインの提案も行い、今回のフェアでは監修を務める。2020年にJSAソムリエ資格を取得。
目次

紙谷さんは言います。「ペアリングも初めは難しく考えず、白ワイン=レモンのような感覚に置き換えるとわかりやすいです。例えば唐揚げや天ぷらなど、レモンが添えてある料理には白ワインをという具合に。また料理の色に合わせるのもコツで、豚肉や白身魚は白、海老やサーモンのピンクにはロゼ、マグロや鰤の照り焼きなど醤油を使った料理なら、魚でも赤ワインで楽しめますよ。さらに料理の格や、郷土料理とその地域のワインを意識するのも良い方法ですね」。
今回のフェアもこの考え方をベースにしています。難しいうんちくに頼るのではなく、料理を食べてワインを飲み、再び料理に戻ったときに自然と美味しさが引き立つ。そのちょうどよいバランスを意識して組み立てています。

白ワインは『シャトー・ジンコ』の〈パール〉を使用。レモンの酸を効かせたホワイトアスパラとチキンのエスカベッシュと合わせることで、料理の爽やかな酸味とワインのフレッシュさが重なり、全体が軽やかにまとまります。さらに揚げた鶏のコクを引き締め、後味をすっきりと整えてくれる組み合わせです。
紙谷ソムリエのコメント
「ボルドー初の女性日本人醸造家、百合草 梨紗さんが手掛けるシャトー。ソーヴィニヨン・ブランの持つ、ほんのりハーブのような香りは、アスパラと相性良し。爽やかな酸味がエスカベッシュの油分をさっぱりと流して、料理がより美味しく楽しめます」。

赤ワインは『サン・セル』の〈バティスト&レオン ルージュ〉。淡路玉ねぎの和風ソースに、わさびと赤ワイン風味の塩も添えた〈黒毛和牛の自家製ローストビーフ〉とペアリング。
紙谷ソムリエのコメント
「この赤ワインは、珍しい組み合わせのブレンド。シラーのスパイシーさが和牛の旨味を引き締め、メルローのやわらかい果実味が淡路玉ねぎの甘みときれいに馴染むので、ローストビーフと和風ソースにバランスよく合うと思います」。

フランス・ロワール地方シノンの造り手が手がける赤ワイン。“エクストラ・ボール”とは、毎年いちばん早く発酵を終える仕込みを指す言葉で、フルーティでフレッシュな飲み心地が持ち味。
紙谷ソムリエのコメント
「フランス・ロワール地方産で、カベルネ・フラン種を使用。絹のような素晴らしいテクスチャー、フレッシュでマイルドな味わいは、醤油を使った和食との相性も申し分ありません」。

フランス南西部の太陽をたっぷり浴びたエリアの白ワイン。有機栽培で造られていて、フルーティな香りはしっかりあるのに重たすぎず、グラスワインにも向く飲みやすさが魅力。
紙谷ソムリエのコメント
「こちらも珍しい、ロールとシャルドネのブレンド。グレープフルーツのような果実感、スパイシーな余韻。“まずは1杯”にオススメな、バランスの良い1本です」。


今回のフェアで伝えたいのは、『ワインは詳しくなってから楽しむもの』ではなく、『料理と一緒なら、知らなくても自然と楽しめる』ということ。コースの流れに沿って、泡・白・赤と飲み進めるだけで味わいの輪郭がはっきりし、食事の印象も大きく変わります。ペアリングとは本来、それくらいシンプルな体験です。
これにはこれを合わせなきゃ! なんて気負わなくても大丈夫。料理を楽しんで、気になったワインをひと口飲んで、また料理に戻る。その往復の中で、自分の好きが見つかるはず。
みなさんも興味が湧いたら、まずは一度『ザ グラン リゾート プリンセス有馬』まで。フランスワインの入口を気軽にのぞいてみてください。

ザ グラン リゾート プリンセス有馬
住所:兵庫県神戸市北区有馬町1338 MAP
URL:https://okura-club-hotels.com/parima/
Credit
Photo_Shuhei Nomachi
Text & Edit_Satoshi Yamamoto
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