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FOOD 食事

2024.02.21

天然酵母のパンと超粗挽き100%ビーフ。富士河口湖で素材の味を活かしたハンバーガーにかぶりつく

都心から車で約1時間半の富士河口湖には、バーベキューやキャンプ、遊園地など、楽しみがたくさん。この街ならではのグルメもそのひとつです。今回は、天然酵母のパンと100%ビーフにこだわったハンバーガーを提供するハンバーガーショップ、『ムースヒルズバーガー』を訪問。店主の井口さんにお話を伺い、看板メニューの巨大なハンバーガーをいただいてきました。

ワンちゃんと住むために移住。飲食店経験ゼロでスタート

『ムースヒルズバーガー』の店主・井口さんは東京都出身。2008年にお店をオープンしますが、富士河口湖に土地勘もなければ知人もいなかったそう。

なぜそのような状況で、お店を始めたのでしょうか?
「ラブラドール2匹と一緒に暮らしていましたが、引っ越しが必要になり、富士河口湖に移住してきたんです。その後、都内でハンバーガー店を営む知人から話を聞くうちにハンバーガーに興味を持ち、偶然、今のお店が居抜きの貸店舗になっているのを見つけました。内装がハンバーガー店にピッタリで、運命の出会いじゃないですけど、ここでやるしかないと思いましたね」。

井口さんは都内で会社を経営されていましたが、飲食店は未経験。しかも料理は苦手。それでも、ハンバーガーを食べ歩き、知人にアドバイスをもらいながら自分が美味しいと思う味が完成させ、『ムースヒルズバーガー』をオープンさせました。
「自分が美味しいと思っても、お客様が美味しいと思ってくれるかわからないので不安でした。ダメだったら東京に帰ろうって思ってましたね」。
それから15年、今では週末は数時間待ちのこともある河口湖の人気店に。

こだわりは天然酵母のパンと超粗挽きの100%ビーフ

『ムースヒルズバーガー』のハンバーガーはボリュームがありながら、あっさりとした味。この味に欠かせないのが、富士河口湖のパン屋さん、お肉屋さんに作ってもらっているこだわりのパンとパティです。
パンはイースト菌の代わりにレーズンの酵母で発酵させた天然酵母のパンを使用しており、焼くと味に深みが出ます。パティは超粗挽きの100%ビーフで、食べた時にお肉が口の中でゴロゴロとするのが特徴。
素材の味を生かすため、味付けは塩コショウが中心。塩コショウ以外の味付けをしていないメニューも多く、だからハンバーガーとしてはあっさり味。くどくないのでボリューム満点の見た目でも、ぺろっと完食できます。
「口の中に入れた時に、色々な食材が混ざって“美味しいね”と思ってもらえる味を目指しました。食べづらいと感じる方もいるかもしれませんが、バーガー袋に入れて、潰してガブっと食べてもらいたいですね」。

ワンちゃんと一緒にこだわりのパティを味わえます

『ムースヒルズバーガー』はワンちゃんも入店可能。愛犬と一緒に店内やテラス席で一緒に食事をすることができ、取材に伺った際もワンちゃんと一緒にお食事をされているお客様がいらっしゃいました。
ワンちゃん用のメニューも揃っており、調味料、添加物不使用のワンちゃん用パティもあります。愛犬と一緒に超粗挽きの100%ビーフを味わうのも旅の思い出になりますね。他にもペットフードや手作りクッキーも販売されています。
なお、店内の状況によっては入店をご遠慮いただくことになる場合もあるそうなので、ワンちゃんと一緒に行きたい方は、事前にお店にご連絡してみてください。

自然が素晴らしい街。河口湖は“リトルカナダ”です

土地勘なし、知人なしで移住してから15年が経過した井口さん。最後に、河口湖に住んでみた感想をお伺いしました。
「富士山、湖、川などの自然が素晴らしいですし、空気もキレイで水も美味しい。ワンちゃんとお散歩もできるし、バス釣りも、ゴルフもできます。冬の寒さだけがネックですが、アウトドアは最高で、ゴルファーには天国のような場所です。
以前、カナダのバンクーバーに住んでいたことがありますが、スケールこそ違うけど環境がバンクーバーと似ているんですよね。自分にとって河口湖は“リトルカナダ”です」。


ムースヒルズバーガー
住所:山梨県南都留郡富士河口湖町勝山3290-1 MAP
URL:http://moosehills.jp/


Credit
Photo_Taijun Hiramoto
Text_Kango Shimoda
Edit_Satoshi Yamamoto


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