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TRAVEL 旅行

2024.01.26

有馬の街を徹底散策。サウナー女子ふたりが行く有馬温泉旅日記

全国津々浦々のローカルスポットにクローズアップする本企画。今回はプロサウナー水風呂ちゃん&カナちゃんとともに訪れた、『ザ グラン リゾート プリンセス有馬』でサウナっ風呂企画のスピンオフ。関西の奥座敷とも言われる有馬温泉の街を、風の吹くまま気の向くまま、ブラっと巡った旅日記をお届けします。

水風呂ちゃん
株式会サ水風呂代表

サウナ施設のプロデュース他、自身主催のポップアップショップ『Key to S』を全国で展開するなど、サウナにまつわるアレコレを手掛けるプロサウナー。日常のすべてがサウナの前戯。
Instagram:mizuburochan 

歴史の重みを感じる『太閤橋&ねね橋』

かの太閤豊臣秀吉もお気に入りだったと言われる有馬温泉。そんな歴史にちなみ、駅前のメイン通りには『太閤橋』(トップ画像の背景)、その向かいには正妻ねねの銅像が立つ『ねね橋』など、ちょっと歩いただけでも歴史に触れられるスポットが多数。
一方、多くのお店が立ち並ぶ有馬温泉商店街は、細く入り組んだ路地の宝庫。温泉地らしく湯気なんかも立ち上り、用水路ですら手をかざすとポカポカの温泉が流れているほど。これは散策も楽しそう。

温泉好きは参拝必須!『有馬山温泉禅寺』

商店街を散策する前に、まずやってきたのはこちらのお寺。その名も『有馬山温泉禅寺』。神亀元年(724年)に建立された、薬師如来を御本尊とする由緒正しき寺院です。本堂の『波夷羅大将立像』(重要文化財)の他、多くの寺宝が所蔵されているとか。
サウナと同じく温泉を愛してやまない水風呂ちゃんとカナちゃんだけに、ここはキッチリご挨拶。日頃の感謝と旅の安全を願い、清らかな気持ちで参拝します。

有馬山温泉禅寺
住所:兵庫県神戸市北区有馬町1643 MAP

塩で蕎麦を食べる新感覚『全寿庵 ごんそば』

ときは昼時。「なんか食べよ〜」と当て所なく散策していた女子ふたりが発見したのは、商店街のメイン通りから少し坂を上がった場所にあるお蕎麦屋さん、『全寿庵 ごんそば』。なんとなく入ってみると、ここが見事に大当たり! 美しく角が立ったお蕎麦は、見たらわかる美味しいやつ。お店のオススメ〈たたら十割〉と〈信濃二八〉をオーダーし、その真偽を確かめます。
ちなみにここの食べ方流儀は、
1_何もつけずにお蕎麦だけ 2_赤穂の塩を少しだけ 3_自家製お出汁を少しだけ の順番とのこと。言われた通りに食してみると、これがホントにマジで激うま。鼻から抜ける蕎麦の香り、上品な味わいの塩&蕎麦、そして安定のお出汁。もう蕎麦の概念が変わりました。
有馬温泉へのご旅行を予定している蕎麦好きさん、ここ絶対です。

全寿庵ごんそば
住所:兵庫県神戸市北区有馬町1019 有馬の工房1F MAP
URL:http://gonsoba.com/

日本一の称号は伊達じゃない!『アリマ ジェラテリア スタジオーネ』

食後のデザートに立ち寄ったこちらは、温泉街に馴染む昔ながらの日本家屋とのギャップに驚くジェラート屋さん、『アリマ ジェラテリア スタジオーネ』。
2019年にはその国一番のジェラート屋を決める大会『ジェラートワールドツアージャパン』でも優勝を果たした、文字通り日本一のジェラート屋さんです。
そんな超有名店にて、ふたりはともにトリプルをご注文。それぞれ〈マスカルポーネ×ラ・フランス×ラムレーズン〉と〈マスカルポーネ×ミルク×ほうじ茶〉といったセレクトに。
そのあまりの美味しさに、目を見開く水風呂ちゃんと仰け反るカナちゃん。日本一の看板は伊達じゃありません。
ちなみに、旅の終わりにもっとも印象深かった場所を聞いてみると、ふたりとも口を揃えてここのジェラートを挙げてくれました。
また後日こちらのお店を掘り下げた記事も掲載しますので、そちらも是非。

アリマ ジェラテリア スタジオーネ
住所:兵庫県神戸市北区有馬町1163 MAP
URL:https://arima-stagione.jp/

旅の思い出を香りとともに『有馬香心堂』

商店街を散策していると、ふと香り立つ素敵な匂いに足を止めるふたり。見ればこちらはお香屋さん。「え、ちょっと普通に買い物していいですか?」とのことで入店すると、本気のお買い物モードでテスターを嗅ぎまくり。
聞けばこちらの『有馬香心堂』さんでは、日本一のお香の産地である淡路島の職人物や、京都、堺などから選びぬかれた良品をセレクトしているそう。ここでしか買えないオリジナルのお香も数多く取り扱っているとのことなので、旅土産にもうってつけです。
プライベートでもお香好きという女子ふたりも、素敵な香りがゲットできたとホクホク顔。

有馬香心堂
住所:兵庫県神戸市北区有馬町1160 MAP
URL:https://arimakoushindou.jp/

神戸牛を食べ歩く『竹中肉店』

次に立ち寄ったのは、有馬温泉商店街のオススメ散策ルートには必ずと言っていいほど名前が挙がる『竹中肉店』。大正初期から続く老舗の神戸牛販売店であり、そのお肉を贅沢に使用したコロッケが食べ歩きで楽しめる大人気のお店です。
ふたりはそれぞれ、神戸牛使用の〈ミンチカツ〉と、神戸牛&黒毛和牛がゴロッと入った〈ゴロっけ〉をご注文。その噂に違わぬお味は、まさに絶品。あまりの美味しさに、翌日もう一度食べに行きました。

竹中肉店
住所:兵庫県神戸市北区有馬町813 MAP
URL:https://www.arima-takenaka29.com/

世界が認めた地ビールを生でいただく『アリマ ブルワリー』

コロッケで口の中がしょっぱくなったら、ついビールが欲しくなるのが酒飲みの性。そんなときにオススメなのが、有馬温泉の目抜き通り『有馬銀座通り』に面したクラフトビールショップ、『アリマ ブルワリー』。
ビールの国際審査会『インターナショナルビアカップ2014』、『ワールドビアカップ2016』にて金賞を受賞したワールドクラスのクラフトビール、〈有馬麦酒ジャパンエール〉が生の状態で味わえる、エリア唯一の専門店です。
合わせて頼んだ〈イワシのハーブ漬け〉も抜群でした。

アリマブルワリー
住所:兵庫県神戸市北区有馬町1645 MAP
URL:https://arima-stagione.jp/arima_brewery.html

明治創業の老舗が贈る温泉道具屋さん『温泉堂』

そのどストレートなネーミングと、ノスタルジックだけどカッコいいグラフィックに惹かれて訪ねたのは、明治元年創業の土産物屋さん『吉高屋』の支店、『温泉堂』。
入浴剤やスキンケア製品などのオリジナル〈カメ印製品〉を中心に、タオルや手ぬぐい、その他諸々、温泉にまつわるさまざまな商品を取り扱う、有馬温泉街を象徴するアイコニックなお店です。
となれば当然、プロサウナーのおふたりも隈なくチェック。ジャズが流れるレトロな店内で、しっかりと戦利品をゲットしていました。

温泉堂
住所:兵庫県神戸市北区有馬町820 MAP
URL:https://www.yoshitakaya.com/branch.html

有馬巡りの一興に『鬼瓦&飛び出し坊や』

上下左右に小道が広がる、まるで巨大迷路のような有馬温泉商店街。ただなんとなく散策するだけでも十分楽しめますが、目を凝らせば、街の至る所に見どころが。
中でも特徴的なのが、エリア内の15カ所に点在するという表情さまざまな鬼瓦。元々は阪神淡路大震災で落ちてしまった『念仏寺』の鬼瓦だそうで、厄除けの意味を込めて鎮座させているとか。
さらに街の影にひっそりと佇む、異形の『飛び出し坊や』も多数。京都在住のアーティストさんの作品らしいのですが、SNS映えすること請け合いです。
単に散策するだけでなく、鬼瓦と『飛び出し坊や』をコンプリートする、なんて目標を立てても面白いかもしれません。

有馬温泉を楽しむには2泊3日でも足りないかも!

いかがでしたか? プロサウナーと巡った有馬温泉の旅日記。なかなかのボリュームになったとは思いますが、実はこれでも、行けなかった場所、行けたけど時間がなくて撮影ができなかったスポットなども多数あり。
中でもおふたりがお気に入りだったのが、『塩と胡椒入れのミュージアム』。撮影スタッフは時間の都合で行けなかったのですが、曰く、塩胡椒入れだけに特化した博物館だそうで、恐ろしくニッチでありながらも、そのバリエーションの豊富さには舌を巻いたとか。また次に有馬温泉に来る際は、必ずや足を運ぶと決意を固めた撮影チームでした。
ってことも踏まえて総評すると、いくら撮影をしながらとはいえ、有馬温泉を楽しみ尽くすには、全然時間が足りなかった!
みなさんも有馬温泉に旅行の際は、たっぷりとお休みをとってお望みください。

Credit
Photo_Yozo Yoshino
Text & Edit_Satoshi Yamamoto


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