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2024.01.05

念願の信楽焼コラボが遂に実現。丸十製陶・THE HARVEST・OMUSUbeeの3社合同報告会

滋賀県の伝統工芸品にして、日本六古窯のひとつにも数えられる信楽焼。そんな由緒正しき焼き物を80年以上に渡り作り続ける窯元『丸十製陶』と、本サイト『OMUSUbee』、そしてその架け橋になってくれた恵比寿のキッチンツールセレクトショップ『THE HARVEST』との、至極のトリプルコラボアイテムが実現! 完成したアイテムに合わせて、そこに至った3社ミーティングの模様をお届けします。

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遠路はるばるやってきたサンプルたちをチェック

2023年10月某日。『HESTA大倉』が運営するレストラン『HESTIA GINZA』にて、自分たちだけの信楽焼商品が作りたいというOMUSUBee編集部の想いを実現するためのミーティングを実施。 『丸十製陶』の商品企画本部長・山野さんも滋賀県から駆けつけていただき、3社対面での話し合いが行われました。

この日、山野さんは、練りに練った15パターン(各中深皿&平皿)のサンプルを持参。前回の製陶所取材の際、「ボク個人のアイディアも活かしながらカッコいい商品を作りたい」と言ってくれた言葉通り、オリジナリティに満ちた力強いサンプルを用意してくれました。そのあふれる出るオーラに、一同歓喜。あれもいいし、これもいいし、っていうか全部よすぎて選べない! 

と、頭を掻きむしる前に、まずは山野さんのお話を聞いてみます。

山野さん「前にみなさんが弊社に来ていただいたときのお話を踏まえて、今日はかなりチャレンジングなサンプルを持ってきました。っていうのも、うちでは普段、可能な限り人間の手で焼き上がりをコントロールして、できるだけ個体差が少ないものを作っているんですが、今回はその逆。
全体的な色味とパターンだけ決めて、あとは火の動きと釉薬の動きにコントロールしてもらう。だから一つひとつ表情が異なるんです。うちのように大量生産をベースにやっているとクレームにも繋がりかねないですが、OMUSUbeeのお客さんなら、それも楽しんでくれるんじゃないかな、と思って。ボク個人としても、こういう個体差はあれど表情豊かな器にこそ、焼き物本来の魅力が詰まっていると思っています」。

このダイナミックな力強さは、火の動きによるものだったんですね〜と、山野さんのお話にメモを走らせるOMUSUbee storeのMDあみちゃん。上から横から裏からと、全方向くまなくチェックします。

あみちゃん「横から見ると、また違った表情が見れてオモシロいですね。素地の色が何種類かあるみたいですが……」。

山野さん「そうですね。土台の縁を見るとわかりますが、白土、赤土、粗赤土、黒土の4種類を使い分けています。同じ釉薬でも素地が違うと焼き上がりの色味もまったく別物なので、その辺りに注目していただいてもオモシロいかもしれませんね」。

なるほど、ますます奥が深い。だからなおさらどれも捨てがたい……。

すべてのサンプルを無駄にしない全5回のシリーズ化が決定!

またしても黙りこくるチームOMUSUbee。と、ここで、販売のプロフェッショナルである『THE HARVEST』のセールス担当・坂手さんより、鶴のひと声が。

坂手さん「確かにどれも捨てがたいですよね。だったら、この15パターンをグルーピングして、幾つかのタイミングにわけてリリースするっていうのはどうですか? 例えば『春夏秋冬』でわけるとか」。

それだ!っと湧き上がるスタッフ一同。それなら季節ごとで細かくリリースできるし、なにより、山野さんが提案してくれたこの素晴らしいサンプルたちをボツにする必要もない。さすが坂手さん、ナイスアイディア!
ここからは、「これは夏の空っぽいよね」とか、「これは雪っぽいよね」とか、各々の感性を頼りにわけわけ。全15パターンのサンプルを、3パターン×5グループにわけることができました。

信楽四季彩陶 第1弾 『小寒』

信楽四季彩陶 −小寒 / 霜柱  / 中深皿 / 約20cm ¥3,960(税込) 霜柱  /平皿 / 約18.8cm ¥3,410(税込)
信楽四季彩陶 −小寒 / 寒昴  / 中深皿 / 約20cm ¥3,960(税込)寒昴 / 平皿 / 約18.8cm ¥3,410(税込)
信楽四季彩陶 −小寒 / しづり雪 / 中深皿/ 約20cm ¥3,960(税込)しづり雪  / 平皿 / 約18.8cm ¥3,410(税込)

そうして選ばれた第1弾がこちら。名付けて〈信楽四季彩陶 –小寒〉。
信楽の土と炎が織りなす季節の表情を、二十四節気にのせて表現する信楽焼きコレクションです。カラーはそれぞれ冬のイメージから、〈霜柱〉、〈寒昴〉、〈しづり雪〉と命名しました。それぞれの詳細は、商品ページからご確認ください。

山野さん「ボクらが商品名を考えると、どうしても使っている釉薬とかから付けてしまうんですよ。だけどこのネーミングはコンセプトどおりの季節感を感じるし、とてもストーリー性があっていいと思います」。

あみちゃん「冬をヒントに選びましたが、あえてトーンをバラすことで、一緒に使ったときのミックス感も楽しそう」。

坂手さん「こういう個体差があるものってちょっと売りにくかったりするんですけど、これはコンセプトも明確だし、しっかりお客さまに伝えられそうですね。なにより一つひとつの商品に力があるので、次のシリーズも、その次のシリーズも、自信を持って提案できると思います」。

世界にひとつだけの器を季節ごとにお届け

そんなこんなでコンセプトも固まり、まさかの全5弾でリリースしていくことが決定した『丸十製陶』×『THE HARVEST』×『OMUSUbee』のコラボレーション企画、〈信楽四季彩陶〉

2024年の新年を彩るにふさわしい器たちを、是非ご家庭に迎え入れてお楽しみください。

スープと薪火料理のレストラン
HESTIA GINZA
住所:東京都中央区銀座7丁目7番7号 GINZA 777 ADC BUILDING 2階 MAP
URL:https://hestia-ginza.com/

Credit
Photo_Yuki Araoka
Text & Edit_Satoshi Yamamoto


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