2024.11.01
色味、質感、形などから、四季折々をイメージさせる季節の“器”と、日本ならではの食材を使った“食”の組み合わせをご紹介。今回は秋の紅葉や土っぽさ、あたたかな色味を感じられる食器を集めました。
日本の四季でうつりゆく色合いや味覚の変化をお楽しみください。
目次
手書きで作り出させる美しい文様が特徴の〈正陶苑のスリップウェア〉。 秋らしい落ち着いた色合いで、手作業ならではの温かみと存在感があります。そんな器には秋野菜を使ったお料理を盛り付け。深い飴色の器にかぼちゃの煮物や、きのこ料理がよく映え、食欲をそそります。
岐阜県土岐市の窯元『正陶苑』とコラボレーションした食器で、美濃焼の技術を下地としながら英国生まれのスリップウェアデザインを取り入れていますので、もちろん洋食にもよく馴染みます。お食事を盛り付けるのはもちろん、特徴ある絵柄を楽しむこともできる素敵な工芸品です。
秋の代名詞でもある栗の炊き込みごはんは、落ちつきのある和モダンな〈SALIU しのぎ〉のお茶碗に。まだらなグレーの模様が特徴の器に、色づいた栗が彩りを添えます。また、おひつに炊き立てのご飯を入れておくことで、うまみが長続きし、ずっと美味しい味を保てるので◎。
もう一つのお茶碗にきのこのお味噌汁をプラスすることで、秋のよくばりセットの完成です。汁物の代わりに煮物などでもあったまって良いですね。
秋に食べたくなる果実たちは、「エデンの園」の物語がモチーフとなった〈BARBAR eden〉のプレートに。平面に浮かび上がるアーティスティックな絵柄が特徴的で、フルーツなどシンプルな盛り付けでも個性的な深みを演出します。
イエローは「白昼夢」、レッドは「無花果」、グリーンは「深森」と魅力的なカラー名になっているので、好きな言葉から器を選ぶのも面白いですね。
色づき始めた紅葉を思わせる〈THE HARVEST Glad〉のプレートには焼き菓子を。イチョウのような色味が特徴の〈SALIU〉のマグカップに紅茶を注げば、ゆったりカフェ気分を堪能できます。
お家の中で秋に自然を感じられる秋色のアースカラーの組み合わせは、やさしい配色でいつものティータイムをより豊かにしてくれますね。
日本茶をよりおいしく煎れることにこだわった〈SALIU 凌 RYO〉の急須は、常滑焼で作られており、お茶のタンニンと反応し、味をまろやかにしてくれる優れもの。おとなりの丸みが愛らしい湯呑みは〈SALIU ころころ〉。名前の通り、ころっとしたフォルムで手になじむサイズ感になっており、両手で包むだけでなんだかほっこりさせてくれるアイテムです。
〈THE HARVEST クラウドナイン〉の小皿にはちょこんと和菓子を乗せて。肌寒くなる季節をあたたかいお茶と可愛らしい茶器で乗り切りましょう。
秋らしいぬくもりを感じる器と、ほかほかのご飯がマッチしてなんだかあたたかい気持ちになれるコーディネートのご紹介でした。お気に入りの器をずっと使い続けるのも素敵ですが、四季に触れられる環境で暮らしているので季節に合わせた器で1日の食卓をコーディネートしてみるのも楽しいですね。次の季節もお楽しみに。
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