2025.11.04
雄大な自然と新旧さまざまなカルチャーが共存するリゾート地、箱根。そんな箱根の街に点在する編集部選りすぐりのグッドスポットを、HESTA LIFE女子スタッフとグルっと行脚。歴史ある老舗や話題のアートガーデン、地元のクラフトビールや絶景スポットなど。秋色に染まる箱根の街をのんびり歩きながら、五感で味わうHESTA LIFE的・箱根旅の模様をレポートします。
目次
まずは、東京から向かうと箱根の少し手前、小田原市風祭に一大拠点を築く、『鈴廣かまぼこ』さんへ。厳密には箱根ではありませんが、箱根旅の際には是非とも立ち寄ってほしい名所なのでご紹介させてもらいました。
創業160年の老舗『鈴廣かまぼこ』が展開する『鈴廣かまぼこの里』は、かまぼこを中心とした食品の販売店舗から、会席料理店やレストラン&カフェの営業、歴史と技術を紹介する博物館など、その企業力と展開力をギュギュッと集約した一大スポット。中でも特ににぎわうのが、大型売店『鈴なり市場』。所狭しと並ぶ豊富なラインナップは圧巻。また店内に併設される〈かまぼこバー〉では、ワインや地酒と合わせて食べ比べも楽しめるというから、これはもう立ち寄らない理由がない。おみやげ選びからちょい飲みまで、旅のスイッチを入れるにはぴったりの最初の1軒です。
『鈴なり市場』を満喫したあとは、お隣の『鈴廣かまぼこ博物館』へ。ここは『鈴廣かまぼこ』の歴史や素材へのこだわり、卓越した技術などが体験型で学べる展示が充実していて、大人も子どもも夢中になれること確実。同行していただいた同社広報の松元さんにご案内いただき、女子2人も夢中で館内を散策していました。また館内3Fには手づくり体験コーナー(要予約)もあり、実際に〈あげかま〉作りにも挑戦。こちらの体験記はまた別の記事で紹介予定なので乞うご期待。
みなさんも、箱根旅の道中にちょっと寄り道して、“かまぼこの世界”を覗いてみてはいかがでしょう。
鈴廣かまぼこの里
住所:神奈川県小田原市風祭245(鈴廣かまぼこ博物館)
URL: https://www.kamaboko.com/sato/
次に紹介するのは、強羅エリアの森の中に佇む庭園、『ニコライ バーグマン 箱根 ガーデンズ』。デンマーク出⾝のフラワーアーティスト、ニコライ・バーグマン⽒が⼿がけるこちらは、約8,000坪もの広大な敷地に季節の花々や草⽊、ガラス張りのパビリオンが点在する、まさに自然のアートガーデン。四季折々に変化する箱根の森の景観とフラワーアートが織りなす空間に、自然の美しさと生命力を感じること請け合いです。花や緑に包まれながら歩くだけで、穏やかな時間の流れを感じられる癒しのスポットに。
園内にはフォトスポットやメッセージボード、ショップパビリオンも併設され、ここでしかできない体験が盛りだくさん。また取材時はハロウィン仕様(11月4日で終了)で、園内のいたるところに飾られた大小500個以上ものカボチャが、この特別なシーズンを美しく幻想的に彩っていました。森の中を歩くだけで五感が満たされる『ニコライ バーグマン 箱根 ガーデンズ』。自然とアートが共存するこの空間で、唯一無二のリラックス体験を。
ニコライ バーグマン 箱根 ガーデンズ
住所:神奈川県足柄下郡箱根町強羅 1323-119
URL:https://hakonegardens.jp/
次のスポットへ向かう前に、秋の箱根を代表する景観スポット『仙石原ススキ草原』へ。⼭肌いっぱいに広がるススキの道を歩けば、風にそよぐ金穂がきらきらと輝いて、まるで映画のワンシーンのよう。訪れた日はまだ、見渡す限りの黄金色といった風景には少し早かったものの、青空とススキのコントラストが美しく、心が澄んでいくような時間にほっこり。散策のあとは、近くの甘味処で〈よもぎあんこ団子〉と〈よもぎあんソフトクリーム〉をぺろり。旅の途中にこんな壮大な癒しがあるのも箱根ならでは。
仙石原ススキ草原
住所:神奈川県足柄下郡箱根町仙石原
URL: https://www.hakone.or.jp/1750
次に訪れたのは、前述の『箱根 ガーデンズ』オーナー、ニコライ・バーグマン氏も大のお気に入りだという強羅エリアの人気スポット、〈GORA BREWERY & GRILL 〉。赤い外観が印象的な建物の中には、自社醸造のクラフトビールとスペシャルなグリル料理が楽しめる、開放的ながらもシックで落ち着いた空間が。ランチタイムを過ぎても店内はにぎやかで、旅の途中に立ち寄る国内外の観光客でいっぱい。せっかくなので女子2人も、オリジナルクラフトビール4種の飲み比べセットをオーダー。フルーティーなセゾンからどっしりとしたスタウトまで、四者四様の味わいに舌つづみ。
ビールを堪能したあとは、同じ敷地内に新たにオープンした〈BREWERS CAFE〉へ。木の温もりに包まれた空間で、ゆるやかな午後のコーヒータイムを過ごします。窓際の席から眺める緑の景色が心地よく、思わず時間を忘れてしまうほどの優雅なひと時は、是非みなさんにも体験してもらいたいところ。さらに敷地内には、ピザとビールを主体にしたカジュアルバー〈PUB STOP〉もあり。
クラフトビールから本格グリル料理、カフェメニュー、そしてピザまで。シーンに合わせて気分を変えながら楽しめる、大人の箱根旅にぴったりの本スポット。まだまだ伝えきれない魅力をまとめた単独企画も進行中なので、そちらの公開もお楽しみに。
GORA BREWERY & GRILL / BREWERS CAFE / PUB STOP
住所:神奈川県足柄下群箱根町強羅1300-72
URL:https://itoh-dining.co.jp/index.html
さまざまなスポットが点在する箱根の中でも、やっぱりはずせないのが『大涌谷』。そんな箱根のランドマークを目指して、2人は『強羅駅』に。駅前のお土産屋に足を止めつつ、行き交う観光客の賑わいにワクワク。そこから『箱根登山ケーブルカー』に揺られながら山肌の斜面を上ること約10分、『早雲山駅』で『箱根ロープウェイ』へ乗り換え。せっかくなので展望テラスに立ち寄って、標高約750メートルの景色をバックに記念撮影。心地よい風に包まれながら、次に待つ絶景への期待が高まります。
『早雲山駅』から『箱根ロープウェイ』に乗り込むと、そこからはまさに空の旅。窓の外には、雄大な箱根の山々と湯けむりが広がり、思わずシャッターを切る手が止まりません。ゆっくりと上昇していくロープウェイの中で記念撮影を楽しみながら、『大涌谷駅』に到着。「黒・ジオ・風」をテーマにした体験型エリア『ちきゅうの谷』としてリニューアルされた駅前広場は、まさに大地の鼓動を感じる大迫力の超絶景。目の前に現れる噴煙と岩肌の迫力に「すげー!」と本気の歓声を上げつつ、名物の〈黒たまご〉を手に笑顔でパチリ。ここでしか味わえない絶景と味覚に、箱根旅のハイライトを感じました。
大涌谷駅前広場『ちきゅうの谷』
住所:神奈川県足柄下郡箱根町仙石原1251
URL:https://www.hakonenavi.jp/earthvalley/
箱根の1日をたっぷり楽しんだあとは、宿泊先である『HESTA箱根』へチェックイン。本メディアの母体でもあるHESTA大倉が運営するこちらは、同系列ホテルの中でも珍しい素泊まりスタイルで営業中。とはいえホステル的な安っぽさは全然なく、お部屋も館内もハイグレードかつ清潔そのもの。さらには天然温泉の大浴場も楽しめるということで、海外のバックパッカーやユーストラベラーに大人気。また素泊まりスタイルながらも、セルフ調理の冷凍食品やカップラーメン、お酒なども販売されているので、食事や夜のお楽しみの心配もなし。夜は女子2人でトランプに興じたり、旅の思い出を語り合ったりと、ゆったりとした時間を満喫。心も体もほぐれるような穏やかな夜を過ごし、秋の箱根旅に幕を下ろしました。
本ホテルだけにクローズアップした2人の滞在記も後日お届けするので、そちらも是非。
HESTA箱根
住所:神奈川県足柄下郡箱根町元箱根159-205
URL:https://okura-club-hotels.com/hakone/

静かな森の空気に包まれた翌朝。『HESTA箱根』を後にして歩く2人は、一夜明けても思い出トークが止まらないご様子。それもそのはず、雄大な自然と美食、アート、カルチャー、そして人との出会いに包まれた箱根での時間は、どれも心に残るものばかり。
もちろん今回2人が味わった箱根の魅力は、みなさんでも再現可能。東京からほど近い有名観光地でありながら、まだまだ奥深い魅力があふれる箱根。みなさんも是非、改めて足を運んでみてはいかがでしょう。
Credit
Photo_Shuhei Nomachi
Text & Edit_Satoshi Yamamoto
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