2024.08.09
様々な地域で、その土地ならではの素材を用いられ生産される陶磁器。
大量生産に向いているものもあれば、一点一点職人の丁寧な作業で個性豊かな表情を見せるものもあります。
新しい器を購入したり、お料理によって使うお皿を変えたりと毎日の食事シーンもちょっとした一手間でより楽しくなりますね。
現在OMUSUbeeで展開している各地の焼き物たち。
その中でも信楽焼は特に個性豊かで人気の高いアイテムです。
一口に青い器と言っても、ちょっとしたグラデーションの違いやニュアンスのある形状はまるで一点もののような佇まい。
そんな器の様々な表情を見ていきましょう!
炎と釉薬の動きでできる表情豊かな器。深さのあるお皿は特に釉薬の流れ方で縁の部分と底面とで色の変化が見られます。手作業でひとつひとつ丁寧にかけられているため、釉薬のかかり方が均一でないことがありますが、これが器の個性を引き出すことに繋がります。
釉薬の濃淡や焼成時に生じるもの。人のえくぼと同じく、チャームポイントの一つとして捉えていただけると嬉しいです。
陶磁器の表面に入る模様のようなヒビのことを貫入といいます。
信楽焼四季彩陶シリーズは特にこの貫入が美しいアイテムです。
貫入は模様として出す場合と、経年貫入といってうつわを使い続けているうちに自然に入るものがあります。
いずれも使っているうちに変化していくことを含めてうつわの個性・表情としてご愛用ください。
生産の過程でどうしてもできてしまう陶器ならではの小傷。色の濃い商品は目立ちやすい傾向にありますが、使用していく内に馴染んでいくので育てていく感覚でお楽しみください。
自然の素材、作り手、生産する時期の気温、天候など、様々な要因で色々な表情を見せる陶磁器。うつわが持つ個体差を愛でながら、自分なりの育て方でご愛用ください。