2025.01.10
今回は色合いがシンプルだけど使い勝手が良いと評判の波佐見焼<いろは>シリーズをご紹介します。
グレーがかった白磁にあたたかみのある筆跡やのびのびと描かれた絵柄が特徴の〈いろは〉は、見た目はずっしりとしていますが実際は重すぎないところも使いやすいポイントです。
目次
『くらわんか碗』とは、江戸時代に長崎県波佐見町で作られていた庶民の磁器食器のこと。当時高価だった磁器を庶民が使えるように、様々な工夫を凝らして安く提供されていました。その頃に描かれていた文様『丸文』『麻の葉文』『菊文』をあしらって、『くらわんか碗』の親しみある素朴な風合いをイメージして作られたのが<いろは>です。
手のひらサイズの小皿は、お漬物やちょっとしたおかず、晩酌のおつまみ、薬味や醤油皿として活躍します。お茶請けを乗せる器としてもお使いいただけますよ。
ちなみにこちらの『麻の葉文』は、成長が早くまっすぐに伸びていく「麻の葉」が描かれていて、子供の健やかな成長の願いが込められています。また魔除けの意味もあり、昔から親しまれている文様です。
一見大きくて重厚感ある丼ですが、実はそんなに重くないんです。なので親子丼や海鮮丼をよそったって片手で持ち上げて食べることができます。うどんやそばなどの麺類を軽めに食べたいなぁという時にも気軽にお使いいただけます。
長角皿といえば魚料理を盛り付けるイメージがあるかもしれませんが、実は他にも使い道はたくさん。例えばお寿司やおにぎり、生春巻きも横に並べればかわいい見た目になります。カステラやどら焼きも並べられるくらい大きいサイズが食いしん坊には嬉しいポイント。
こちらに描かれている『丸文』は、太陽を象徴する形であり力の源とされている丸が描かれています。また丸には始点・終点がないことから無限を意味するので縁起が良いとされています。
ほどよい大きさの蕎麦猪口は、もちろん本来の用途として使ったり、お茶やデザート、副菜にスープなど使い道はたくさん。
『菊文』の文様は、昔から邪気を祓い、聖なるパワーがあるとされてきました。花言葉には「高貴」「真の愛」「生命力」などとても縁起の良い花とされています。
ご紹介したように〈いろは〉シリーズには縁起の良い文様が描かれています。ぜひお好きな文様を組み合わせて、いつもの食卓にさり気なく「めでたい」をプラスしてみませんか?どんなお料理も邪魔しないシンプルさが、日常使いにぴったりの器たちです。もちろんお祝いごとにもぜひお使いくださいね。
お祝いごとなどにおすすめの器は〈いろは〉だけではありません。いろんなシリーズを集めて組み合わせて、一層華やかで楽しい食卓にしてみませんか?
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